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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー



「ん、んっふ…ぅ…」

我慢の限界で寝室に着くなり塞いだ唇から漏れる声

やっばい、かなりクる…

ずっと好きだった人の知らない顔に充てられて、奥まで舌を滑らせるとゆっくり絡められて。

うっすら瞼を開くと
蕩けた眼が俺を捉えていて…

かぁっと沸き上がった欲のまま
また深く唇を塞いだ

相葉さんの楽しげな声が聞こえたあと

「俺も混ぜて…?」

頭上から聞こえた声に視線を向けると
見物してたはずの翔ちゃんが立っていて

俺が離した唇を翔ちゃんに奪われた

「ん、んぅ、んん…っ」
「ありゃ…ニノちゃん奪われちゃったね?」
「別に…他にも堪能するとこありますし」

負け惜しみのような言葉を吐いて
仕方なしに動かした視線の先で
おじさんと目が合う

「…あなたはまだいいんです?」
「俺はもう少しその光景を堪能してる💙」

余裕そうにしちゃって…
あなたも潤くんのこと大好きで仕方ないくせに…

潤くんを思っての優しさ?
いきなり4人でなんてってこと、考えてたりする?

「ほら、これ」

ビールを一口煽ったおじさんが
不意に投げてきたボトルをキャッチする

見ると新品のローションで

「用意周到っすね」
「あたりまえだろ~…」

まぁおじさん企画の旅行でしたしね…
当然っちゃ当然すかね…

封を切って左手にトロリと中身を垂らした



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