第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー
回らない頭の中に
言葉がぐるぐると巡る
…ずっと好きだった…?
「みんなが…俺を……?」
呟くように訊ねた言葉に
みんながみんな、静かに頷いて
変に感じていた違和感、やけに近かった距離感の正体はこれだったんだ…
体に入ってた強張った力がへなへなと抜けていく
妙なイタズラとかじゃなくて良かった…
「潤くん、お願い。
俺たちのこと、受け入れて…?」
安堵にぼんやりとしていたら
後ろから伸びてきたニノの手がシャツに入り込んでくる
「え、ちょ…っ」
「松潤っ!俺たちのこと…嫌い?」
抵抗で上げようとした手に
相葉くんの手が重なる
「嫌い、じゃねー…けど…っ、ぁ…」
「ふふ…潤くん敏感…」
這い上がってきた手が胸の尖りを器用に摘まんで甘い痺れが体に走る
「好きなの、松潤…」
床で押さえつけられてた手が
ゆっくり持ち上げられると手の甲にキスが降ってくる
見つめる瞳は切なげに揺れてて
「潤…」
優しく名前を呼んだ翔くんを見るとその目も揺れていた
隣を見るとリーダーも同じで…
「潤くん…嫌ならやめる。
嫌じゃない?どっち…?」
「まちゅずん…」
「松潤…」
さっきのキスも嫌だなんて思わなかった……
まっすぐ見つめられる視線に戸惑いながら
また鼓動は高鳴ってきて
「い、いやじゃ……な、い…」
気付けばそう呟いていた