第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー
「あ、相葉…くん?」
力一杯抱き締められて出た声はなぜか震えてた
大きな腕で包み込むように抱きついてきた相葉くんはそのままで
次の言葉を口にしようとしたとき
「んふ…これで、やっと言えるね?」
左隣のリーダーがやけに嬉しそうに呟いて重なるように抱き締められた
そのまま翔くんもニノも抱きついてきて
4人の腕が絡まってくる
「え?な、なに…?」
声を上げたリーダーに顔を向けると
「いつもありがとう、まつずん…大好きだよ💙」
柔らかく微笑んだリーダーの顔がゆっくり近づいてきて、唇に柔らかいものが触れた
…え、今キス…され、た……?
ぼやけていたリーダーの表情がまたはっきりし始めたあと
「じゃ、俺も❤️」
「俺も💛」
「お、俺だって!」
呆然としていると柔らかな手が優しく頬を包んできて次々とメンバーからのキスが降ってきた
触れるだけの優しいキス…
え?どういうこと…?
「ごめんね?潤…驚いた、よね?」
翔くんの優しい声に静かにうなずくことしか出来ない
かろうじて動いた視線でちらりと見ると凛々しい眉が少し下がっていた
「俺たち全員…まつずんのこと。こーゆー意味で好きなんだ」
「ずっとずっと隠してたけど…もう言いたいなってみんなで話してて」
「で、抜け駆けしないでみんなで同時に伝えようってことになったんだ」