第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー
…なんなんだろう、最近のみんな
やけに距離が近いというか、
スキンシップが多いというか…
元々、俺達距離感は近いけどさ……
歓声も聞こえない、プライベートの時間に
予想だにしなかったキスとか…
うーん…なんなんだろ?
なんか変にドキドキするし…
俺疲れてんのかな?
戸惑ってたら急にやってきた
相葉くんにニノを任せて
キッチンにいる2人の元へ行く
やけに細くなった瞳で遠くを見るリーダーと翔くんの手元
大きなアイランドキッチンの上には
サラダやカルパッチョが並んでて
「うまそ♪これ…2人が?」
「サラダはね、俺❤️カルパッチョは相葉くんと智くんの共同作だよ」
少し強張ってた顔が
花開くように
満面の笑顔になって俺の横に立つと
さり気なく腰に回ってきた翔くんの手は
柔らかく抱いてきて
…やっぱ、スキンシップ多い、よな…
「サラダはちぎるだけでできるもんね?」
「そ、俺でも出来る料理…っておい!潤、ひっど!」
「んふふ💙翔くん得意料理増えてよかったねぇ〜」
違和感を感じながら立つ俺の横に
リーダーも寄り添ってくると
クロスするようにもう片方の腰にも回ってきて
「本当はカニクリームコロッケ作りたかったんだけど
作ったことないからさ…あと、肉焼くのだけでもいい?」
「う、うん…」
リーダーまで柔らかく腰を抱いてくる始末…
なに?なんなの?新手のイジメ?
戸惑う俺の両隣はやけにニコニコしてて
なぜか鼓動が早くなる
あ、あと1日と10時間…
俺、大丈夫…かな……