• テキストサイズ

台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー



おーおー…
凄い可愛らしい笑顔しちゃって…

しかもその笑顔から不意打ちの「ありがとう」

やばいでしょ!可愛すぎでしょ///
顔が熱いのは暑さのせいじゃねーな…

微笑む潤にドキドキが大きくなってくる

…キス、してぇ………

「ちょっと、2人見てくる」

可愛い笑顔の末っ子はそういうと、すっと立ち上がり調子の悪そうなニノに向かって行く

遠ざかっていく後ろ姿にホッと1人、胸を撫で下ろした

「…翔くん?どしたの?」
「ふふっ…潤がね、ありがとう、って」

1人操縦する智くんの隣に立って、さっきの潤からの言葉を伝える

智くんの提案でスタートしたことなんだから、
提案者にはきちんと伝えておかないとね

「んふふ…ありがとう、か…そんなの、お互い様なのにね」

ほんと、それ

ありがとう、なんて俺達も言い切れないほどたくさん、思ってる

いいものを作る為、
嵐というグループを魅せる為…

様々な勉強を惜しまない潤に
俺たちの方が感謝は数え切れないほどあるんだよ?

「翔くん…だいじょぶ?」
「…へ?」
「顔。緩みきってる」

頬に手を伸ばす俺を見ながらにやにやと笑う智くん

俺そんなに緩んでた…?

「ま、仕方ないよね〜あの笑顔じゃ」

器用に操縦しながら軽く振り返った先には輝く笑顔の潤…

「抜け駆けはダメだからね、翔くん?」
「わかってるよぉ…」

そう、俺たちみんな潤が好きで。

ずっとひた隠しにしてきた想いを知らないのは張本人だけ

今回の旅行、純粋に感謝の気持ちで計画したけど…あわよくば……

邪な気持ちがムクムクと膨らんでくる中、船は静かに離島へと上陸していた



/ 474ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp