第26章 Rush around
「…まぁ、今回に限り……許す」
しばらくの沈黙の後、ゆっくり目を開いて
「うちのお客を笑顔にしたことに免じて、だからな」
「ま、まろ兄ぃ…っ」
「許しはするけども、怒ってないわけじゃねぇからな…次やったら別れる」
「うん、うん…っ…本当に、ごめんなさい…」
曲がったことが大嫌いなまろ兄ぃが許してくれた…
大好きな従兄弟のお兄ちゃんは
おもちゃを壊しても
まろ兄ぃの大好物を俺が独り占めしちゃっても。
ずっと、優しく許してくれていたけど
今回はもうダメだろうなって思ってたのに…
安堵からじわっと滲んできた涙を拭う
するとすぐに背中に感じる温もり
「まろ…」
むぎゅって強めに抱きしめられて
「俺だってお前に触れられなくて辛かったんだからなっ」
体の上をゴソゴソと動き出した大きな手
「え、えっ…ま、まろ兄ぃっ?」
「…エネルギー補充させろ」
「え、ここでっ!?」
「家まで待てねぇんだよっ」
力強く立ち上がらされるとテーブルに両手をつかされて
「やっ…うそぉっ…」
あっという間に晒されたお尻をグイッと左右に引っ張られて穴に感じる湿った感触
「ちょ…っ、汚いよぉ…っあ、ぁ…っ」
ぴちゃぴちゃと音を立てて荒々しく舐め回されて
解放されたかと思ってすぐ、熱いものが充てがわれた
「っあ、ぁああぁ、ん…っ」
一気に押し寄せた圧迫感に俺の大きな声が響く
「っふ…まー…ナカすげぇ絡みついてくんぞ?」
「だ、ってぇ…」
強引にされてるとはいえ欲しかったまろ兄ぃのだもん…
自然とそうなっちゃうに決まってるじゃん…