第26章 Rush around
いいところを避けながらゆるゆるとナカを動くまろ兄ぃにもどかしくなってきて
「まー…えっろ…」
「だってぇ…もっと、奥…」
自らスライドさせて奥まで導こうと動いていた俺の勃ち上がったモノが大きな手に包まれてむぎゅっと掴まれる
「あ、ちょっ…や、ぁ、あんっ…ま…兄ぃっ!はな…っ…あ、んんっ」
「おしおき!俺より先にイくな…っ」
止まることなく入り口から最奥まで
貫かれて熱が身体中を駆け巡るのに
解放先が堰き止められたままで
頭真っ白になっちゃう…っ…
「や、イけな…っ、あ、あぁ…っ」
「…っく、射精る…っ!」
「っあ!ぁ、ふぁ…っ」
びゅくびゅくってナカに広がった熱い雫を受け止めた後、解放された俺のサキ
そこからだらだらと垂れた熱がテーブルに滴っていくのが見えたあと、テーブルに突っ伏した
「…は、ぁ…まろ…に…ぃ…」
視線を後ろに向けるとまたむぎゅって抱きしめられて
「まー…今日は寝かさねぇからな」
その言葉に明日が休みだということを思い出す
「何笑ってんだよ?」
「んふ…その言葉そのまま、まろ兄ぃにお返しするからね?」
「言ったな?腰抜かすまで抱き潰すっ!」
潤のために取った行動でまろ兄ぃを傷つけたかも、と思ってたけど良かった…俺たちは何にも変わってない
「まー?どした?」
「ううん、なんでもない…大好き、まろ兄ぃ…」
みんな、幸せでいてほしいって思うけど。
一番身近なこの人の幸せだけをこれからもっと、大切にしていこう
「俺も、大好きだからな…まー…」
- end -