第24章 愛し、愛され
「っ、ぁ、あっ…さと…っ、ぁあ、んっ」
リビングにあられもない声が響く
トレーナーもGパンもすぐに剥ぎ取られ
一人裸の状態で揺さぶられること今までなかった
他人(ひと)に見られることも…
「大野くん、すげぇ…」
「普段じゃ、考えられない姿だね」
「…おーちゃん、夢中だ……」
「ふふ、やっと本性でたね…」
見下ろす4人を止める気力もないくらい
俺も翻弄されていく
それくらい、智くんは夢中で腰を打ち付けてくる
催淫剤効果、強すぎだろ…っ…
回らない頭は快楽だけを拾っていく
「…あ、っう…や、ぅ…んんぅ…!」
奥の奥まで差し込まれた瞬間、
限界だった熱が解放する
奥で熱いものが広がるのを感じるけど
止まらない動き
俺を見つめる智くんの瞳は、情欲が宿ったまま
「う、あ…っ、さとぉ…ま、って…」
お願いで伸ばした手は握られるも
ソファに押し付けられて
また更に奥を目指すかのように穿られる
「…ふ、う、っ、は、しょ…っ…」
「あぁ…っ、あっ、ぅ…んん…」
急に塞がれた唇
離すことを許さないと言うかのように
すぐに滑りこんできた舌が情熱的に動き回る
…こんなに荒々しいの、初めて…かも
「翔ちゃん…嬉しそう?」
俺そんな顔してるの…?
満たされる胸の奥から溢れるものが
どうしても出ちゃってるのかな…
「ご希望叶ってるからねぇ…」
嬉しそうに微笑むニノは相葉くんに
体を寄せてる
「この様子じゃ、もう大丈夫か」
「そうだね、俺たちも帰る?」
松潤と斗真も体を寄せると嬉しそうに微笑んで
手を振ると姿を消していく
キスを解いて
姿を消していくみんなを見つめると
顔が戻されてまた塞がれる
見たことのない智くんにまた翻弄されて
ただ熱く、激しく愛される
嬉しい悲鳴に酔いしれながら、
誕生日当日はゆっくり過ぎていった