第24章 愛し、愛され
「ん、んふ…ん、ん……」
翔くんの柔らかな唇に食いつきながら
俺から決めたルールを簡単に破ってしまってちょっとだけ自己嫌悪に陥る
年末年始のハードな日々を乗り切るために
エッチ禁止令を俺が発令したんだ
俺は一人の仕事セーブしてるからさ?
別にいいっちゃいいんだけど…
翔くんはそうもいかないわけで。
キャスターの仕事や単独番組を持つ翔くんはワーカーホリックよろしく、どんっなに忙しくても喜んでこなす
責任感も人一倍強いし
しんどくないのかなって…常々思う
一回あまりにも心配で聞いたけど、
『へ?しんどい…?』
って間抜けな声で返された
まぁ翔くんが喜んでこなしてるなら
問題はないのかもしれないけど、
本人に意識はなくてもさ?
体には負担がかかってるはずで
超多忙な間は仕事以外での体の負担を減らそうと、
翔くんを思って俺から言ったのにさぁ…
「んふ…、智、くん…?」
キスを解いて下を見る
さとしがぐぃーんと力強く存在を主張していた
正直もんだなお前…
「…はぁ……」
色んな気持ちが混ざったため息が漏れた
「…?…智くん……?はやく…」
キスを解かれた翔くんは
トロトロの目を向けて
膝を折り曲げた両脚をゆっくり開いた
それだけなのに俺は生唾を飲み込む
えっろ…っ…
自分の指を口に含むと唾液を絡ませて
下のヒクつくクチにその指を突き立てた
「ん、んっ…は、あ…あ、んん…っ」
ぐちゅぐちゅ卑猥な音がそこから漏れる
十分すぎるほど解されたそこ
埋めて欲しそうにクチを開けていた
「ね…早く、愛して…?」
その言葉に微かに残ってた理性は吹き飛んだ
ポイッとパンツごとスウェットを脱ぎ捨てて
膝裏を掴んでヒクつくクチを明るいもとに晒す
誘うクチにさとしをゆっくり埋めた
上から根本まで一気に押し入る
「っ、あぁ…っん…」
待ちわびていたかのようにナカはキツく締め付ける
「あ、さと…っ、んぁ、あぁっ」
「しょ、く…っ、あ、やべ…っ」
数回動くだけで達しそうになったから抜け出す
「な、んで…?」
「え、翔…っぅわ!」
あっさり解放するのを逃してると急に押し倒されて
馬乗りになった翔がさとしをナカへと埋める
「んふ…イッて、いいからね…っ、あ、ん…」
妖艶な笑みで腰を揺らす翔のナカに呆気なく熱を吐き出した