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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第23章 君がいいんだ



僕の胸元に当てられたもの
それはいつしか見た…ボトル

「これ…あの時、の…?」

初めてのクリスマスイヴで見た…ローション……

「…おばちゃんがくれた…あ、あれ…
未開封だったら、大丈夫…みたい、だか、ら…」

語尾がちっちゃくなりながら
ムギュって無理矢理僕の手に押し付けられた

「それ…使って…?」
「…うん」

顔を背向けて恥ずかしそうにしてる智くんが
可愛くて、愛しすぎて…

見えてる左頬にキスをして

はやる気持ちを抑えローションを
右手にゆっくり垂らす

両手を合わせて絡ませ温めて
さっきの硬かったそこに指を押し当てる

「ん、ん……っ」

さっきよりスムーズに飲み込まれていく

中指の根元まで抵抗なく埋まった

キツくて凄く熱い…
ここに、僕のを…

想像しただけでぐんって僕のが膨らんだ

だめだ、ちゃんと慣らしてから、じゃないと…

「智くん…平気?」
「…う、ん…違和感は、ある…けど…
へい、き…っ、あっ!」
「え、え?どうしたの…?」
「そ、こ…っや…な、んか…変…」

埋めてた指が自然に動いた時
びくりと智くんの体が大きく揺れた

もしかして…ここがいいトコ…?
少し固さのあるものが触れたそこをわざと押す

「あ、やぁ、っん…だ、め…っ」
《おかしく、な…る…っ》

シーツを掴んで身を捩る智くんがヤラシくて…

「ごめん、智くん…っ…」

執拗にそこを責め立てながら
少し萎えてた智くんを握って擦り上げる


「あ、あ…んっぁ、ぁあ…っ」
《気持ち、い…っよぉ…》


キツくて千切られそうなほどだったナカは
もう僕の指を3本も飲み込むほど柔らかくなった

指を引き抜くと蕩けた瞳が見上げてきて

もう…我慢、無理……っ

「っあ…待って…」

足を抱え込もうとしたらくるりとうつ伏せになる

「後ろから、して…?」
「やだ、顔見たい…」
「…だめっ…」
《傷見えたら…》

肩に手を置いた時聞こえた声

傷…?そういえば、さっき解してる時もシーツで脇腹隠してた…

もうこんな時まで君って本当、優しい…

「ふふっ…さぁとしくん?♡」
「また聞いたの!?」
「聞こえるんだもん?」

可愛い君におどけて言うと
後ろ手に枕が飛んできた



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