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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第21章 バズりNight!




- 櫻井 side -


ニノに促されて
キングサイズのベッドに着くと
雅紀の手によってシーツに沈まされる


「あ、ねぇ…せっかくコスプレしてるからさ?
それっぽく…しない?」
「それっぽく…?」
「そう!松潤はドラキュラっぽく。おーちゃんはシスターっぽく…て感じで、ね?」
「…オッケー…じゃ、俺は医者っぽくしたらいいわけね?」


働かない頭で雄の顔に変わる3人の声を聞く
え、と俺はじゃあチャイナ服の女の子っぽくしたらいい、のかな…


「っ、ひゃぁ……」


狼雅紀に急に足を指先で撫でられて
自然と女の子みたいな声が上がっちゃった


「…翔ちゃん、可愛い…♡」
「あ……っ、や、ん……」
「あれぇ…顔が赤いですね…心臓の音、聴いてみましょうか…」


首元にある聴診器を耳にしたニノがゆっくり近づいてきて
音を集める所をすっと胸元の中心に添えられる


「…鼓動早いですね…風邪かなぁ…」


違うよ…
期待してドキドキが止まらないの…
わかってるくせに…


「はぁ、ん…」


少し主張する俺の胸の飾り
雅紀の手が触れるたびまた鼓動が早くなる感覚がする


「…ここが原因かな?」


雅紀と顔を見合わせて
反対の飾りにニノの指先が触れるとビクって体が揺れて
また早くなった鼓動もニノの耳に拾われる



「ぁ、ん…」
「ここが原因みたいですね…触診します」


ニヤリと不敵に笑うニノ


「…はぁ、ん…っ、んぅ」


服の上からもぞもぞ触られるもどかしさに
恥ずかしさなんて忘れて自ら強請る


「…ねぇ、もっと……触って欲しい」
「…うわ、翔ちゃんヤバ…」
「ふふ…じゃあ、直接触診するから、自分で服脱いでください?」


体を起こして
止めてるボタンを1つずつ外していく

全て外して
纏っていた布を左右に開く


「…わ……エロい…っ」


下着一枚姿になったら
見下ろす狼と医者がゴクリと喉を鳴らす


下着を押し上げる俺のものに集まる視線


「ねぇ…早く…っ」


2人に手を伸ばそうとしたら


「あ、や、やめて…っお願……っ、やぁ…」


背中の方から智くんの声が聞こえた


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