第21章 バズりNight!
いつもの雰囲気で
いつもの会話
ここが俺達5人の秘密の場所ってことも忘れて話してたら
「ねぇ…俺もう腹ペコだから…喰いたい」
オールバックがキマッたドラキュラがシスターの腰を抱き寄せた
そのままクイッとスタイリッシュに顎を掬うと
ゆっくり瞳を伏せたおーちゃんに濃厚なキスを送る
「んぅ、ふ…っ」
「…ん、ん……」
2人の間で上がる水音に鳴りを潜めかけてた俺のアレも反応して
「翔ちゃ…」
手を伸ばす前に呼んだ彼の手が俺の体に触れた
「…雅、紀……ニノ…」
隣に立つニノにも手を伸ばして
さっきまで微塵も纏っていなかった色気が
翔ちゃんの瞳に宿って見つめてくる
半年ほど前から始まった俺達のこの秘密の時間
最初こそ、翔ちゃんもおーちゃんも戸惑っていたけど数回もするとすべて受け入れてくれるようになった
特に翔ちゃんは普段真面目な分、
スイッチが入ると物凄くて
ぽってり唇が薄く隙を作って誘ってくる
今、まさにその状態で…
「……んぅ…」
いつものように誘うそれに
吸い寄せられて唇を重ねた
感触に酔い痴れてると
隙間から舌が入り込んでくる
すぐに俺達の間からもヤラシイ音が鳴り出して
「……は、ぁ…っ」
ニノに体を撫でられた翔ちゃんの唇が離れた
間で引く銀の糸を見つめてると
「ね、ここじゃなんだからさ…あっち、行こうよ…」
ニノに促されて
いつものベッドへとゆっくり移動した