第21章 バズりNight!
- 相葉 side -
「おーちゃんっ!どぉ、どぉ、俺の格好〜」
楽しみにしてたハロウィンパーティ
おーちゃんのシスター姿にテンションMAXで
ソファで待つおーちゃんにダッシュしたら
「う、わぁ…っ」
ダイブして下敷きに
「あ、ごめん…っ」
「…あー!こらっ何抜け駆けしてんだよっ!」
ぐいっと首根っこを引っ張り上げられると白衣を着たニノに
「……ふっw」
鼻で笑われた
「ちょっと!なんで笑うんだよぉ〜っ」
「だって……ねぇ?」
「ふ、ふふっ…に、似合ってるよ…雅紀」
俺の格好を上から下までじーっと見つめた松潤とニノが腹を抱えて笑い始める始末
選んでくれた翔ちゃんに、なんて失礼なっ!
「もう!いーじゃん、可愛いじゃんこれぇ〜」
ぶんぶん両手を振るとまた可笑しかったのか笑い声が大きくなる
「翔ちゃんのセンス最高〜っ!
相葉くんだから似合うやつだw」
「お、狼の着ぐるみとか…っ…」
そう、俺の格好は一枚ものの狼の着ぐるみ風のもの
○なっし~とかド○えもんとかよく売ってるパジャマのやつで
「俺はいいと思うけどな~…ね?おーちゃん?」
「う、ん…似合って……る…ふふっ…」
笑いこらえてるのバレバレだよ…
ま、楽しんでもらえてるならいっか
あれ、そういえば翔ちゃんは…?
松潤の背後に人影
「翔くん、ほらみんなに見せて?」
「…や、やだ」
松潤が少し体をずらすと
「あ…」
「やっぱ翔くんはコレだよね~…」
自信ありげに微笑む松潤とは反対に翔ちゃんは足をモジモジしてる
真っ赤なチャイナドレス
深いスリットから見える白い肌
「か、可愛い…翔ちゃん♡」
ヤバイ、下半身にズドンと来たっ!
「あ、あんまり見ないで…」
このまま狼さんになって襲おうかとしたのに
また松潤の後ろに隠れるから松潤のコスチュームに目がいく
「松潤はドラキュラなんだね…」
「ニノチョイスなんだけど…なんでドラキュラ?」
「俺の中でドラキュラって紫のイメージだったから」
「うわ、すげ〜…カラコンまで紫?」
「俺のセンスいいでしょ♪」
へへん、と嬉しそうに白衣のニノが胸を張る
「おーちゃん…なんで白衣なの?」
「え、だって…渡海センセ、カッコ良かったからまた見たくて…」
「確かに、あれは良かった」