第2章 秘密のレッスン
「あ、ん、あ、ぁ、あ〜…っ!」
繰り返される動きの中、一番弱いそこが強く掠められた瞬間熱を吐き出した
力なく首が垂れると鏡まで飛び散った白濁が伝って落ちていくのが見えた
「っくぅ……!だから、締めるなって…」
送られる腰の動きが止まる
「っ……ぁふ、う…っは、ぁ……」
「あれ…緩んだ…もしかしてイッた…?先一人でイくなんて、オシオキだな…っ!」
「んんっ、ふぅ、ん〜……っ」
顎を掬われてキスをされながら止まっていた潤の腰がまた動き出した
舌を絡める激しいキス、送られる腰、その2つから漏れる水音で耳からも犯されていく
唇が離れた瞬間
「っ、出すぞ…っ」
「ぁ、あ、はぁ……っ」
ナカに広がる熱い飛沫
出し切った潤のものが抜け出た直後手摺に掴まったまま膝立ちの状態に崩れ落ちた
「っは、はぁ、はぁ…」
「ふぅ、ふ…っ」
お互い息を整えているとノック音が部屋に響いた
俺のズボンをあげて元に戻すと、潤も自らの格好を正して音のした扉に向かっていく
向かっていった扉の方に目線を送ると開かれた扉の前には翔くんがいた
「潤、おまえさ…ここ、どこだかわかってる?」
「事務所のレッスン室、だね」
「わかっててしてたのかよ…隣で自主練してる後輩がさ、ここから変な声がするって打ち合わせしてた俺のとこ言いに来たんだけど!」
語尾がキツい口調になった翔くんの声が部屋に響き渡る
やばい……聞かれた…!?
翔くんが俺にも目線を送ってきたけど、恥ずかしくてすぐに目を背けた
なんか痛い視線が向けられているような気がする…
やってしまった…と心の中で後悔していると
「智がさ〜、欲しいってねだって来たんだもん、しょーがないじゃん?」
んなっ!軽くものすごいこと言いやがった!
確かに俺から欲しいってねだったけどさっ!
馬鹿正直に言うんじゃないよっ、ばか潤っ!