第2章 彼のセリフで7題【黒バス】
1、「おいで」 黒子
「杏里さん。」
「おわぁいッ!!」
放課後、日誌を書いていて、フッと顔をあげると、目の前に黒子くんの顔があった。
突然のことで、本気で驚いた。
「な、なんだ…。黒子くんか…ガチでビビった…。」
「すみません。あの、杏里さん。日誌を書いた後、時間ありますか?」
そう聞かれ、今日の予定をチェックする。
「うん。特に何も無いよ。」
「じゃあ、書き終わったら、体育館に来てくれませんか。」
「いーよ。」
「では。」
そう言い残し、黒子は教室を出ていった。