第3章 新しい環境
❁❁❁ ナギside ❁❁❁
『いい加減に静かにして下さい!!』
What?!
バーンという大きな音を立てながらマリーが叫んだ。
ちょっとビックリしました。
『二階堂さんがエッチな本を読もうがどうしようが今は関係ありません!それから四葉さん!私は見せたんじゃなくて、不覚にも見られてしまったんです!』
大「ちょーっと待ったァ!オレはそんな本見てないからな!」
陸「え?大和さん、違うんですか?」
大「当たり前だろ!」
環「俺だって見ようと思って見たんじゃねーし」
三「だからソコじゃねーっての!」
壮「みんな落ち着いて?!」
一「だから、その···」
Why?
どうしてイオリは赤くなってマスか?
いいえその前に···ミナサン、よく見てクダサイ?
マリーが···小さく震えてマスよ?
『静かに···しなさぁぁぁぁぁぁぁい!!!』
「「「 ···はい 」」」
はぁはぁと息を上げながら立ち上がるマリーの横に、そっと寄り添い肩を抱き寄せ···ポンポンっと背中を叩く。
「マリーも、少し落ち着きマショウ?可愛らしいワタシのマドモアゼルは、いつも微笑んでいて欲しいデス···アウチッ?!なぜ手をつまみマスカ?!」
『ナギさんは···いつもいつもいつもいつも、距離が近過ぎます!!』
Oh...いつもいつもをそんなにたくさん??
ワタシの国ノースメイアでは、これくらい普通の距離なのに??
「恥ずかしがらなくてもいいデスよ、マリー?ほら、ワタシの目を見てクダサイ?···ワタシの瞳に、アナタが映ってマスカ?」
『だ、だから···ナギさん近過ぎ、る···』
マリーの瞳にも、ワタシが映ってマスよ?
距離を縮めながら、その可愛らしい頬にキスのプレゼントを···
三「こ~ら、ナギ!どさくさ紛れに何してんだよっ!ほらこっち来い!!」
「ミ、ミツキ?!痛いデスよ?!離してクダサイ?!」
万「はいは~い、ナギくんそこまでね~?ほら、愛聖を離して」
ミツキ?
なぜワタシの耳を引っ張りマスカ?!
バンリ?
なぜマリーを背中に隠しマスカ?!
壮「ナギくんは愛聖さんが大好きなんだね」
微笑みながら言うソウゴにウインクをして、ソウゴも好きデスよ?と笑った。