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〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第13章 デビュー会見と、そして・・・


『あ、はは・・・そうですね。なんか恥ずかしいなぁ・・・』

壮「その気持ち、僕も分かるよ」

三「なんでだ?2人ともスゲー頑張ってんじゃん?ナギなんて、まじこな見る時みたいにテレビに張り付いて見てたぞ?」

三月さんに言われたナギさんの姿を想像して、逢坂さんと顔を合わせてしまう。

どこのどの場面を、あのピッタリ張り付いた状態で見ていたんだろうか、と。

三「しかもアレだろ?超大御所俳優との共演!羨ましいぞ壮五!」

壮「あ、でも僕は直接的な絡みは殆どないけど」

『少しは、だよね。逢坂さんは私とのシーンが多いから。私や逢坂さんが子供の頃を演じてくれてる子役さんも、可愛いんだよね!逢坂さんなんて待ち時間の時によく一緒に遊んだりしてるし』

こだわりがある監督さんが、どことなくちゃんと私たちに似ている子役さんを探してきたっていう話の通りで、私が子供を産んだらこんな感じの女の子が産まれるのかな?とか思っちゃうくらい。

三「壮五は子供の扱いとか上手そうだよな」

壮「それを言ったら三月さんの方がって気もするけど。実際、一織くんと兄弟だし」

確かに一織さんは三月さんにしか見せない顔があるというか・・・

『頼れるお兄さんってやつですかね?』

三「そこにカッコイイ!とか入ると完璧なんだけどなぁ・・・ほら、万理さんみたいにさ?」

万理が・・・カッコイイ?

『万理は普通だと思いますけど?昔から変わってないような・・・?意外と失敗談とかもあるし』

壮「それは愛聖さんだけが知ってる万理さんの姿じゃない?僕たちからしたら、万理さんはとても頼りになってカッコイイと思うよ」

『う~ん・・・どうなんだろ。私、子供の頃に近くにいた異性が万理だったから、そんなに惚れ込むほどの事はなかったかも。あ、でも!あ・・・やっぱいいや』

言いかけて途中でやめる私に、三月さんがそこでやめたら余計に気になるだろ!とツッコミを入れる。

『万理の事じゃないんだけど、母さんの知り合いか何かで、子供の頃にちょっとだけ遊んでくれてた少し年上のお兄ちゃんがいて。もう、顔も思い出せないくらい記憶が薄れてはいるんだけど・・・』

三「万理さんと出会う前の子供の頃って、相当前じゃないのか?」

『まぁ、父さんが亡くなって少し経った頃だったんだけど・・・』















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