• テキストサイズ

〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第5章 ヒカリの中へ


あの3人と下着のCMとか···

今日、ケーキ食べちゃったよ?!

撮影までに体作って置かないと···ヤバい、かも?

小「来週打ち合わせがあるから、詳しくはそこで···かな?それと、しばらくの間は愛聖さんのマネージメントは僕が付くから、その辺も心配しなくていいからね?」

『社長がですか?!社長も忙しいのに···現場位なら、私ひとりでも大丈夫ですよ?』

小「そういう訳には行かないよ。キミも万理くんやみんなと同じ大事な社員なんだから。それに僕がどうしても行けそうになかったら紡くんもいるから、現場には必ず誰かが同行するよ。どこでどんな黒い目が光ってるか分からないから、絶対にひとりにしないからね?」

『ありがとうございます。宜しくお願いします』

社長の言ってるのは、多分···私が八乙女社長を怒らせた事を、その人物の事を言ってるんだと思う。

実際、あの夜の時も···私がひとりでいる時に声を掛けて来た。

切羽詰まっていたからとはいえ、着いて行った私も···私だけど。

あの時、あの人に撫でられた首筋の感触が甦り···ゾクリと鳥肌が立つ。

薄気味悪い、ニヤリとした笑い方に、吐き気が込み上げる。

小「大丈夫?なんだか顔色が悪いけど···」

書類を捲る手を止め、社長が顔を覗く。

『いえ···大丈夫、です。ちょっと思い出しちゃって···こんな風に思い出すのも、ある意味···自業自得、っていうか』

あの夜なにかされた訳でもないのに、こんな風になっちゃうとか。

目を閉じて、深呼吸をひとつ吐く。

よし···大丈夫。

『社長、もう平気ですから話の続きをお願いします』

小「愛聖さん。キミにひとつだけ言っておく事がある。それは···なんでもひとりで抱え込まない事。辛いとか怖いとか、寂しいとか、そういう時は誰かに頼りなさい。紡くんでも、彼らでも、万理くんでも···僕でも。もし僕らじゃ頼りなかったら、八乙女でも?」

『そんな事はないです社長!社長も、紡ちゃんも、みんなも、凄く···凄く頼りにしてます!』

小「あれ?万理くんが足りなくない?」

『···万理も、です。万理と再会しなかったら、私はここにはいない人間だから···』

そう言うと社長は優しく微笑んで、もう少し話の続きをしようか?と書類を捲った。




/ 1348ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp