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〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第4章 カケラの眩しさ


一「ね、猫の着ぐるみだからといって猫語とかカワイイ···子供みたいな事を」

陸「でも、どうして万理さんは猫さんを選んだの?」

『あ、猫さんだけじゃないよ?他にもウサギちゃんとか、くまさんとか』

ナ「バンリ、コスプレ好きだったんデスネ?···着てみる方は···好きデスカ?」

キラリと目を輝かせながらナギさんが万理の肩に手を置くけど···ナギさん、まさかあの魔法少女の服を万理に?!

···な、訳ないか。

どう考えてもサイズ入らないでしょ。

あ、でも?

あのナギさんが持っている衣装を万理が来たら···髪はあんな風にして···いや、こうの方がいいかな?

想像すると、ちょっと楽しいかも。

万「愛聖。何考えてるか予想ついてるからね、そのニヤケ顔」

コホンと小さく咳払いをして、万理が私を怪しげに見る。

『あ···はは···ごめんニャン』

一「だから、その猫語は···」

妙にドギマギしながら一織さんが間に入るけど、猫語って、変かな??

環「いいじゃん、ニャンニャン言ってても。猫なんだし」

『そうですよね~!だって私、寂しがり屋の迷子の猫さんだし』

壮「迷子の猫?」

万「お~い!愛聖?!」

万理の部屋で過ごす最後の夜を思い出して言ってみれば、それに気付いた万理が慌てだした。

『なんてね!じゃ、とりあえず部屋に移動しましょうか』

万「全く···イタズラは程々にね」

ちょこっと肩を竦めながらも万理が立ち上がり、移動しよう···と背中に手を当てる。

大「あ~···一応、リーダーとして警告しとくけど。ニャンニャン禁止ね」

万「大和くんっ?!」

三「うわぁ···おっさんホントは歳いくつだよ。死語だろ今の」

ニャンニャン?

死語?

···よく分からないから、後で万理に聞いてみよう。

一「佐伯さん。異性と2人だけで部屋に滞在する時は、ドアを少し開けた方がいいですね」

『どうしてですか?』

一「それは···」

大「イチ。その辺は心配ないだろ。そもそも一緒のベッドで寝てたくらいなんだから」

あ···なるほど、そういう事か。

万「ないない。神に誓える位にないよ」

『そこまで神に誓いを立てなくても!』

みんなが笑う中で、もぅ!とふくれながら万理の袖を引いて、早く行こうとリビングを後にした。






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