第1章 出逢い×事件
その日はいつものようにアイツと
3人で会う日だった。
でもなかなか来ないアイツを那智と心配して
アイツに連絡しようとしていた…
そんな時いつもアイツといる友達が
かなり焦った様子で俺達の前にやってきた。
亜由『はぁ、はぁ、、桜が!』
その焦り方と青ざめた顔を見た瞬間
今まで感じた事のない不安を感じた気がして
那智と顔を見合せ事情を聞き出す…
那智『桜がどうした!?』
亜由『なんか怖い奴らに連れ去られて…あなた達を呼んでこいって…』
臣『分かった。那智…行くぞ』
那智『おう!』
桜を連れ去ったのは俺達ヴォルフと
対立するチームだった。
いつかこんな事があるかもしれないと
薄々分かってたはずだった…
アイツが俺達みたいなヤツとつるんでたら
目をつけられる事くらい分かってたはずだったのに…
アイツと…桜といる事が楽しすぎて
目をそらしてたんだ…
クソッ…
亜由『お願い…桜を助けて…』
そう言って泣きすがるアイツの友達…
臣『当たり前だ。無事に連れ戻す』
そう言って俺達は桜のもとへ急いだ。
頼むから俺達が行くまで無事でいろよ!
桜―…!!