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A3!  亡き友との誓い

第5章 誓い×想い



那智のお墓がある霊園に着いてから
近くで花を買ってお参りをした
 
 
 
臣『那智…久しぶりだな』
 
桜『那智くん…やっと来れたよ(ニコ)』
 
 
臣『那智…やっと覚悟出来たよ』
 

桜『臣くん…?』



 
臣『那智に見届けてほしくてここに来たんだ』
 

桜『見届けるって…?』
 
 
 

臣『桜…』
 

桜『ん?』
 



二人の間に優しく風が吹く…




臣『好きだ。いや…ずっとあの頃から好きだった』
 


桜『臣、くん…』
 

臣『俺と付き合ってくれないか?』
 
 

桜『私…』
 
 
臣『これからの桜を支えたいし守りたいんだ…』
 
 
 
 
桜はどんどん目に涙をためながら
少し躊躇いがちに口を開いた…
 
 
 
桜『あの時私は支えられなかった…那智くんを亡くして壊れそうな臣くんに…声…かけられなかった…』
 
 
臣『あの時は桜も苦しんでただろ…?』
 
 
桜『違うよ…私に勇気がなかっただけ…話しかけられたはずなのに…好きなのに…大切…なのに…私は…』
 
 

目にたまっていた涙はポロポロと溢れていく…
そんな桜を俺は優しく抱き締めた
 
 
 
臣『もういいんだ…今桜がここにいるんだからそれでいい…』
 


桜『臣、くん…あの時は本当にごめんね…ごめん…なさい…』
 
 

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