第4章 幸せ×決意
男の言葉に身体が勝手に動いた瞬間
後ろから抱き締め引き止められた…
桜『いか、ないで…』
臣『…桜』
桜『お願い…』
その時凄い音がして音がした方を見ると
左京さんが相手を壁に追い込み
壁を殴っていた。
左京『クズに使う時間はねーんだょ(怒)海に沈められたくなかったらとっとと失せろ。おめぇなんて殴る価値もねーんだよ』
『な、な、な…』
俺は迫田さんに桜を任して左京さんの所へ行った。
臣『左京さん!手から血出てます!』
左京『これくらい大丈夫だ』
『な、何なんだよお前ら!勝手に桜を取ってんぢゃねーよ!』
そう言って俺に殴りかかってきて
俺は抵抗しなかった
バキッ!
桜『っ!!臣くん!』
左京『伏見!』
『ざまーねーな(笑)』
臣『これで満足ですか?』
『はぁ?』
臣『桜のキズはもっと酷いですけどね』
『それは俺ぢゃねーって…』
臣『じゃぁ今回俺を殴った事に関して通報しますね』
『!?』
臣『どうしますか?これ以上桜に関わらないなら通報するのやめますけど』
『わ、分かったよ!チッ!』
まだ何かぐだぐだ言いながら帰って行ったが
どうでもよかった。
臣『桜、終わったぞ?』
桜『臣くん!!』
俺の名前を呼びながら飛びついてきた。
桜『臣くん…ケガ…』
臣『大丈夫だ』
桜『大丈夫じゃない!左京さんも大丈夫じゃない!』
迫田『そうっすよ…先に手当てしましょう?』