第42章 怪盗ピンクバスター!
ウィーン…
ヒロム「メサイアのカードが見つかったって!?」
『うん…そうなんだけど…』
仲村「え!?そんな額はちょっと…待ってください!!」
黒木「どうだ!?」
仲村「カードを渡してほしければ…一千万円持って来いって…」
「「「一千万円!!?」」」
リュウジ「どういうことですか!?」
森下「カードを見つけたらエネルギー管理局が謝礼を払うって聞いたらしくて…」
ヨーコ「それにしたって一千万はないんじゃない!?」
黒木「とにかく現場に向かってくれ。引き渡すように説得するんだ」
「「「『了解!』」」」
―――――
「ダメダメ。びた一文も上がんないよ」
ヨーコ「わからないとかそういう話じゃなくて、あのカードはとても危険なものなんです!」
「だったらお金を用意して早く回収しなきゃね」
リュウジ「せめて本物かどうか確認させていただけませんか?」
「一千万払ったらちゃんと渡すから」
『…あの~…どうしてもダメですか~…?』
ヒロム「(!?)」
「だから、一千万払ったらって…」
『そんなお金…私たちにはどこにも…っ』
はボロボロ泣き出した
リュウジ「ちゃん!」
『もしかしたら…あなたに危害が及ぶかもしれない…死ぬかもしれない…』
「死…!?」
『渡してくださらないということは…死を選ぶのですね…』
は涙を流す
「う…」
リュウジ「(効いてる…)」
ヨーコ「(すごーい…)」
ヒロム「(まるで別人なんだけど)」
ガラッ!!
いきなり窓が開かれた
「何だお前は!」
窓に誰かが座っている
「一千万の価値…それは素晴らしいですわね…」
ピンクの髪の女の子…
女の子は一瞬で金庫の前に移動し、金庫を開けた
「このカード…頂戴いたしますわ」
「何だと~…!?」
ヨーコ「ちょっと!」
ヨーコとリュウジが取り戻そうとするが、全て避けた
ヒロム「お前何者だ」
女の子は持っていたカードを男性の頭にくっつけた
そして窓から逃走
ヨーコ「怪盗…ピンクバスター!?」
みんなはを見る
『私!?違う違う!!早く追うよっ!!』
は走り出した