第38章 黒と白の花嫁
『どこか怪我してませんか?』
長谷川「大丈夫です」
『とか言いつつ…手から血出てますよ』
長谷川「えっ??あれ??本当だ…」
『見せてください』
は長谷川の手に自分の手を重ね、怪我を治した
長谷川「すごいなぁ…!元通りだ!」
『あとはないみたいですね。よかった』
長谷川「ありがとう」
『いえいえ』
大分戦いが長引いたが、メタロイドとメガゾードを撃破した
―――翌日―――
長谷川先生の結婚式は無事に行われた
そしてみんなでヨーコの迎えに向かうのだった
ヨーコ「みんなー!!ブーケ受け取っちゃった!」
『わー!いいなぁ!』
リュウジ「はぁ…。ヨーコちゃん、ブーケもらった人が次に結婚するっていうのは迷信だから」
マサト「ウゼェよお前は」
陣とヒロムはリュウジをヨーコから離した
マサト「どうだった?初恋の人の結婚式は」
ヨーコ「うん。素敵だった!でもね…?初恋じゃなかったのかなって…」
ヒロム「え?」
ヨーコ「優しいからとか…昆虫博士だからとかって…何か違うのかも。大好きとか…大事とかってきっと…もっと…。とにかく、私が先生を好きなのとは違うんだよ」
ヨーコは笑顔で歩き出した
リュウジ「え…ヨーコちゃん…どういうこと…?」
マサト「リュウジ。ヨーコちゃんも1つ、大人になったってことだよ」
リュウジ「…?」
マサト「いつかホントに大事な恋ができるよ。ヨーコちゃんらしい恋がさ」
ヨーコ「うん!」
マサト「ま、俺なんか毎回が初恋だったけどな!」
ヒロム「うーわ。そういうとこホントに40歳ですよね」
マサト「悪かったな!」
ヨーコ「ふふふっ」
『ヨーコちゃん』
ヨーコ「?」
『2人でいい恋しようね!』
ヨーコ「うん!あ、そういえば、の初恋は?」
『えーっとね………?』
ヨーコ「?」
『…私も初恋じゃなかったみたい!』
ヨーコ「えー!何それ!」
は走り出した
ヨーコ「待ってよ~!」