第30章 亜空間への突入!
ネココ「行くのか…?」
『…うん』
ネココ「何が起こるかわからないところに…?陣から聞いたろ?カケラのこと」
『うん。聞いた』
ネココ「それでも…行くのか…?」
ニック「大丈夫だって!何かあったらヒロムが守るよ!」
ゴリサキ「リュウジだって!」
ウサダ「ヨーコもねっ!」
『みんなありがとう…。でも…なるべく出来ることは自分でやる。いつまでも頼るわけにはいかないから』
ニック「そうか…?」
『ネココ。私も怖いよ?このカケラがどういうふうに反応するか…。陣さんももしたら暴走するかもって言ってたし…。正直怖いよ。でも…そんなこと言ってたら私、前に進めない』
ネココ「…」
『私…何もできないから、亜空間に行っても足手まといかもしれない。みんなに比べたら戦闘能力も低いし…力もない…。だから、今回の私の役目は、みんなを無事に亜空間から連れて帰ることだと思ってる』
ネココ「!」
『治癒能力は私にしか使えない。その力を使って、絶対にみんなを連れて帰るから』
ネココ「あぁ…!」
ウサダ「、先に乗って待機してよう!」
『うん、わかった』
はネココの頭を撫でた
『じゃあ…行ってくるから』
ネココ「気をつけてな」
『うん』
は頷いて、マシンに乗り込んだ
―――――
ヨーコ《!》
『ヨーコちゃん!大丈夫だった!?』
ヨーコ《私は…、でもヒロムがまだで…》
『!!』
リュウジ《司令官!一旦出ます!》
ヨーコ《ヒロムを助けなきゃ!》
黒木《いや、待て!》
『(ヒロムくん…)』
ニックがマシンを飛び出し、ヒロムの元に向かった
『ニック…!』
ヨーコ《、ヒロムなら大丈夫だよ》
『ヨーコちゃん…』
とヨーコは頷いた
そこにヒロムがマシンに乗りこんだ
ヨーコ《ヒロム!!》
『よかったぁ…』
リュウジ《ニック、お手柄!》
マサト《よし!黒リン、全員そろったぜ!》
しかしそこにエスケイプ率いる軍団がやってきた
エスケイプ「ふふふ…パパのところには行かせないわ」
ウサダ「来ちゃった~!」
『あと少しなのに…!』