第30章 亜空間への突入!
―――司令室―――
司令室では朝から大変なことが起きていた
ヒロムの父親から通信が入ったのだ
ヒロムは急いで司令室に駆けつけた
森下「通信は1分ほどで切れてます。録音流します」
《亜空間から特命部へ…こちらは…桜田ヨウスケ》
ヒロム「!!父さん…!」
《事情を説明している暇はない…緊急事態だ…。メサイアは…成長している…数日のうちに…メサイアは…体を手に入れて…立ち上がる…。黒木くん…子供たちを…ゴーバスターズを…亜空間へ…。陣くん…転送用のマーカーを準備した…信号は3時間しか持たない…急いでくれ…!》
通信は切れた
森下「以上です」
は震える手を後ろに隠した
ニック「生きてた…。ヒロム!やっぱり生きててくれたな!」
ウサダ「きっとヨーコのお母さんも…!」
ヒロム「喜ぶのは早い!今のが本物かどうか…」
リュウジ「確かに…」
マサト「いや、本物なのは…俺が保障する」
黒木「どういうことだ。お前と連絡を取り合っている様子だったか?」
マサト「…悪い。向こうで誰とも会ったことないってのは本当だが…通信はあった」
「「「「!!」」」」
マサト「メサイアに従いつつ…俺に協力してくれてたんだ…。他のみんなも…ヨーコちゃんのお母さんもな…」
ヨーコ「え…?」
リュウジ「どうして隠してたんですか!?」
マサト「センター長たちの希望だ…!俺がお前ら手伝って…亜空間に突っ込んで…メサイアをシャットダウン。それで終わり」
ヒロム「隠す理由はなんですか?」
マサト「…亜空間に行けばわかる」
黒木「…………」
マサト「が、それを変えてまで連絡してきたってことは…そうとうメサイアはヤバイことになってる…!」
ヒロム「司令官!行かせてください…!!今すぐ!」
マサト「待て!お前らの準備は万端じゃねぇ!それにまだ問題が…!」
ヨーコ「でも行かないと!お母さんたちも助けられる」
リュウジ「司令官!」
ヒロム「司令官!!」
マサト「……っ」
黒木「……特命!亜空間へ行って、メサイアをシャットダウンせよ!」
「「「了解!!」」」