第28章 暴走コンビで迷宮脱出!
―――司令室―――
ガチャッ
ヒロム「ん?これは?」
黒いアタッシュケースの中には装備が入っていた
ゴリサキ「亜空間シュミレーション用のプロテクター。これを付けると体に負荷がかかって、亜空間での戦闘を体験できるんだ」
リュウジ「ゴリサキが作ったの!?」
ゴリサキは頷いた
リュウジ「何か心配だなぁ…」
ゴリサキ「大丈夫!陣さんも協力してくれた!」
マサト「そいうことぅ」
ウサダ「余計不安だね」
マサト「んだとっ!」
ニック「で?誰が試してみるんだ?」
J「俺か!!」
マサト「バディロイドが訓練してどうすんだよ!ほら、4人ともやる!」
4人は頷いた
そして着用
ゴリサキ「じゃあ、始めるよ」
ゴリサキがスイッチを押した
ヒロム「うおっ!」
リュウジ「!!」
ヨーコ「うわぁっ!」
『きゃっ!』
いきなり体に錘が乗ったように重い
4人は床に転げた
ゴリサキ「あれ?強すぎたかな?」
ヒロム「うっ…!!」
ニック「ヒロム!ファイトだ!」
ヨーコ「~っ!!!」
ウサダ「ヨーコ、大丈夫?」
『うぅ~っ!!』
ネココ「ほれ、頑張れ頑張れ」
リュウジ「動けない…!」
ゴリサキ「リュウジ!頑張って!」
リュウジ「ホントにこんなんなんですか…っ!?」
マサト「やり過ぎくらいじゃないと、訓練にならないだろ。ほら、立ち上がれっ!ファイトだ!」
みんなは力を振り絞って立ち上がる
そこに黒木たちが現れた
黒木「エンターの目撃情報が入った」
黒木の声と共にゴリサキがスイッチを切った
一気に軽くなる体
マサト「亜空間のシュミレーションだ」
森下「あぁ…」
『はぁ…』
森下「共和地区、K-345ポイント。場所は生態プログラム研究所です」
ヒロム「生態プログラム?」
仲村「プログラムによる有機物の成長促進です」
黒木「メサイアは突然変異したコンピューターシステムだ。エンターはこの研究技術を使って、メサイアを進化させるつもりかもしれない」
マサト「マズイなぁ…それ…」
黒木「特命。研究所に急行して、ヴァグラスの企みを阻止せよ!」
「「「『了解!!』」」」