第3章 「13年前の約束」
リュウジ「ちゃん…!」
ヒロム「…!」
ヨーコ「…!」
『ヴァグラスに狙われて…?じゃあ私…いても邪魔なだけじゃ…』
は立ち上がって出て行ってしまった
ヨーコ「!!」
―――――
は自分の部屋に閉じこもった
ネココ「…」
『何で…?』
ネココ「……?」
『何で言ってくれなかったの…!?』
ネココ「……………」
『ただでさえでも足手まといなのに…こんなんじゃ…こんなんじゃ…っ』
リュウジ「ちゃん…?」
『!!……リュウジさん…?』
扉の向こう側からリュウジの声がした
リュウジ「ちゃんは足手まといじゃないよ…?」
『………足手まといですよ…』
リュウジ「ちゃんは俺たちにできないことができる」
『……できないこと…?』
リュウジ「治癒能力が使える…それはちゃんにしかできないことだよ?」
『…………』
リュウジ「それに…ちゃんが戻ってきてくれて…それだけで俺たちはすごい嬉しいよ」
『リュウジさん…』
リュウジ「扉…開けて…」
『…………』
ガチャッ…
キィ…
『リュウジさ…』
ギュッ…
リュウジ「大丈夫だから」
『…っ…』
の瞳から涙が溢れる
『うわぁー…っ!!』