第21章 5体結集!グレートゴーバスター!
ヒロム「…?」
『あ…目が覚めた??』
ヒロム「俺…」
『お疲れさま。エースパイロットさん』
ヒロムは笑った
『ヒロムくん…』
ヒロム「ん…?」
『寂しくなったら言ってね…?』
ヒロム「え…?」
『この前1人でロビーにいたとき…何か寂しそうに見えて…』
ヒロム「……………」
『私にできることがあったら言ってね』
ヒロム「手…」
『え…?』
ヒロム「手…握っててほしい…」
ヒロムは顔をそらした
は静かにヒロムの手を握った
ヒロム「も…何かあったら言えよ…?」
『この状況で言う??』
ヒロム「うるせ…」
『ふふっ』
ヒロム「笑ったな…」
『だってヒロムくんが可愛いから』
グイッ
『きゃ…!』
ヒロムに腕を引かれ、顔が近くなる
『ちょっ…』
ヒロム「もタコみたいに真っ赤じゃん」
『あ、当たり前でしょ…!』
ヒロムはを真っ直ぐ目で捕らえて離さない
『ヒロムくん…?』
ヒロム「…」
ヒロムはを抱き締めた
『ヒロムくん…?』
ヒロム「…………」
『ヒロムくん…本当は怖かったでしょ…』
ヒロム「!!」
『さっきメタロイドと戦った時から…亜空間での戦いの時も…本当は怖かったでしょ…』
ヒロムはを離した
ヒロム「にはお見通しなんだな…」
『そんなこと…』
ヒロム「俺はまだまだ弱い…これじゃを守れない…」
『ヒロムくん…』
そんなに私のこと…
『ありがとう…』
ヒロム「え…?」
『そんなに私のこと考えてくれて』
ヒロム「………」
『怖くなったり…寂しかったりしたら、いつでも側にいるから』
は微笑んだ
ヒロムは最初、驚いた顔をしたがすぐに微笑み返した
そして治療が終わる頃、ヒロムは眠ってしまった
『ありがと。ヒロムくん』
は部屋を出てみんなの治療に向かった