第11章 酔っ払いとの戯れ
「お前の中…とろっとろだな」
「んっ…」
耳を甘噛みされながら、後ろから両胸をやわやわと揉まれる。
それが堪らなく気持ち良くて…
(だめ…勝手に腰が動いちゃう…っ…)
「んッ…、今日のお前…すっげーエロい」
「ぁっ…」
またすぐに律動を再開させる先輩。
下から突き上げられる度、はしたない声を上げてしまう。
「せんぱっ…、もぅ…っ…」
「ああ…何度でもイかせてやる」
「ぁんっ…」
胸を弄っていた彼の手が敏感な芽に触れた。
中を擦られながらソコを弄られあっという間に昇り詰める。
(…もうイっちゃ……!)
頭が真っ白になった瞬間私は達した。
直後先輩も「んっ…」と声を出し私の中で欲を吐き出す。
その感覚にまた身震いしながら、私はそのまま意識を手放してしまった…
(…やっぱり恥ずかしい……)
翌朝…
昨夜は突然の泊まりだったので当然着替えを持っておらず、私は先輩に借りたシャツを身に着けていた(下着は洗濯中)。
「まだ寝てろ」と気遣ってくれた彼は、キッチンで朝ご飯を作ってくれているのだが。
(…私も何かお手伝いしたいな)
この間も作ってもらっちゃったし…
そう思い、ベッドから出て彼の元へ向かった。
「先輩、やっぱり私にも手伝わせて下さい」
「………」
そう申し出たが、彼はこちらを見下ろすだけで無言だ。
「…先輩?」
「そのカッコ…思ったよりヤベーな」
「え…?」
「すっげーエロくて、昨日散々お前の事抱いたのにまたヤりたくなってきた」
「なっ…」
火を止めた彼が私の体を引き寄せ唇を重ねてくる。
「ちょっ…、先輩…っ…」
「…そういや下穿いてないんだっけ」
「きゃっ…」
厭らしくお尻を揉まれ私まで妙な気分になってきてしまった。
「…飯…もうちょい後でいい?」
「っ…、ダメですよ…」
「ダメって顔してねーけど?」
「ぁっ…」
「…先にお前の事食わせて?」
「……、」
そう甘く囁かれれば、私はもう抵抗なんか出来なくて…
「…1回……だけですよ?」
「…それはお前次第」
「っ…」
結局私たちは、飽きもせず朝からまた体を重ねてしまうのだった…
*