第4章 春、ネコの玉転がし。
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やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!
髪の隙間から覗くうなじ
アメリカンドックを食べる唇
俺を見る瞳
いつも見ているはずなのに、今日はやけにえっちくて思わず腕に閉じ込めた。
素直に俺に抱かれる姿が可愛くて
体を離した時の顔がたまらなくて
そのまま唇を奪った。
俺に縋り付く姿が愛おしくて
つい唇を舌でこじ開けた
だめかと思ったけれど以外にも唇は開き、俺を中に導いた。
舌を絡ませれば怯えるように逃げるから、追いかけて絡ませる。
息継ぎの仕方もわからないのか、溺れているように喘ぐ声に体が熱くなる。
夢中で舌を絡めていれば喘ぎと混じる愛称。
そして俺にすがる手に力が入る。
やばいっ!
ついやりすぎた
唇を離し、様子を伺う。
いつもなら「レーヴォチカのばか!」とか「レーヴォチカの変態!」とかいう言葉が降ってくる…
のに、
目の前のアンナは目を潤ませ、頬を赤くし、肩を上下させている。
うそ…だろ。
それを見た瞬間、かああっと頭に血が上った。
下半身にも一気に血が滾り、
正直フル勃起。
流石にアンナにバレるわけにはいかないから走って部屋まで戻ってきたけれど…
「レーヴォチカ!さっきのなんだったのよ!」
いつもの調子を取り戻したアンナがドアの前、いつもより硬くなったブツは戻らない。
俺、むっちゃピンチ!
抜けば解決するけれど、集中できないし。
かといって勃起したままアンナの前に行けないし。
焦れば焦るほど、ドアをノックする音は大きくなっていったのだった。