Blutigen Flügeln(進撃の巨人:アルミン夢)
第1章 Blutigen Flügeln
ある日、ライオンが男の子を捕まえました。捕まった男の子は必死にライオンの手から逃れようとしますが、猛獣に抑えられては何も出来ません。それほどお腹が空いていないライオンは、暴れる子供をただ見つめます。そこに男の子のお母さんが駆けつけました。もちろん彼女はライオンに息子を放すよう悲願します。必死な子供と必死な母親。それを見たライオンは「ちょうどいい暇つぶしになりそうだ」と思いました。そして思いつきで母親にこう言います。
「私が今、考えている事を当てなさい。そうすれば子供を解放しましょう」
そう投げかけられた母親の困った表情を見て、ライオンはほくそ笑みます。
さて、母親は何と答えたでしょう。