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IN DREAM2

第15章 龍族


インドリーム達はライセイの指示の元、龍族が封印された地へ向うため飛行線で移動していた

「ライセイ君、あとはこのまま真っ直ぐですよね?」
「そうだな。
あと数十分で着くと思うから、もう少し頑張ってくれ、ユリエフ」
「お安い御用ですよ」
「ありがとうな」
ライセイはユリエフの肩に軽く手を起き、その場を離れる

遠くの景色を見るために甲板に登ると、そこには先客がいた
「お、クライヴじゃねぇか」
ライセイが声をかけるとクライヴは急いで誰かとの会話を切り、振り向く
「なんだ、ライセイ?」
「?
あ、いやー、目的地がそろそろ見えるから
周囲に罠がないか確認しようと思ってな。
それより、誰かと話してたのか?」
「まぁな」
すぐに会話が終わってしまったため、ライセイは心の中でツッコミを入れながらため息をつく
「ハァー、
誰と話してたのか、聞いちゃまずいか?」
「そういうわけではないが・・
サルナスと聞きたいことがあってな。」
「サルナスって、クライヴの従者の闇の騎士か
何を聞いてたんだ?」
「ヒルトの能力、いや、あいつが使う精神に潜り込む技術の事だ
俺を助けるために監獄に来た時、あいつは俺にこう言った。
『この技術はとある恩人に教わった』とな」
「ほぉ・・それで?」
「その恩人と同じ技術を持つ者と、サルナスは何百年か前に戦った事があると言っていた。
だから相手の特徴を聞いて、同一人物か確認していたところだ」
「もし同一人物なら、そいつは長寿種族だな。
今いる種族で長寿といえば天族、龍族、エルフか?」
「そうだ。
だがエルフと天族は必要最低限の国交しかしない。
1人の少年のために、特殊な技法を教えられる者といえば・・」
「龍族か!
けど、龍族はトレイタスと俺を除いて封印されたから」
ライセイは話し終える前に1人思い当たる人物を思い出す

「占星術師!」
「占星術師?
そいつは龍族なのか?」
「初めて出会った時はフード被ってたし、王宮だったから跪いてたから顔も容姿を見えなかったけど、
龍族しか入れない場所にいたから間違いないと思う。
その人は俺がインドリームとなって世界を救うと預言しに来たんだけど
結局、親父の機嫌を損ねて国外追放されたから、暗黒戦争で生き残っていれば封印されずにいる3人目の龍族になるな」
「なるほどな。
その占星術師の事、龍族と会った時に調べてもいいか?」

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