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The night dream of fairy【気象系BL

第7章 和也の以心伝心


(これより和也の語りになります!)

昔の私は智の事が嫌いだった。

なんで⁇って…

だって智は…

体の割に羽根が異常に小さく
1人じゃまともに飛ぶ事もできないくせに…すっごく頑固…。


だけど、私と喧嘩するとすぐ泣く!!

だから翔兄はさぁ…喧嘩するとすぐ私に
「カズは大きいんだから…智を泣かせちゃダメだぞ!!

さっ…カズ謝りなさい!!」

って怒る!!

私が百歩譲って謝っても…

「イヤ!!かじゅキライ!!」
って…そっぽ向くし

本当に頑固で可愛くないって思ってた。


私と智は双子だから同じはずなのに…
性格は全然違ったんだよね…。


そう…
あの日も…
私達は2人で山に行った。

翔兄のプレゼントを作る為のどんぐりを拾いに行ったんだ!

智「かじゅ…どんくりあった⁇」
和「どんぐりね!
う〜ないね…。智は⁇」

智「にゃい…。」
2人で落ち葉の下、木の幹や根の方まで探した。

智「早くさがしゃないと…日が暮れっちゅうよ!」

私達は一生懸命探したんだ。

そうしたら…
智「かじゅ…あったよ!

どんくりあったよ!
おいら、しゅごいどんくり見つけちゃった!」って

智は大事そうに両手に包んで、

帽子を被って三個どんぐりが横に綺麗に並んでいるのを見せてくれた!

和「すごいじゃん!」

智「うん!」

智は鼻の穴を大きく膨らませて、
どうだ!!って言わんばかりに胸を張って言った。

智「翔くんよろこんでくれるかなぁ…」

智はそのどんぐりを、愛おしいそうに見て笑ってた…
私は…その顔に少し嫉妬して、羨ましいくなってしまた。

そして、ついつい…

和「……智!!そのどんぐりはんぶんこしない!
3個あるから…2個と1個に分けようよ!」

って言ってしまった。

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