The night dream of fairy【気象系BL
第3章 〜決意〜
和也「 こんな綺麗な羽根なのに…。
私は好きですよ!
智の綺麗な羽根も…
この綺麗な瞳も…」
あの日から数日が経ち
智の瞳は青に変わった。
その吸い込まれそうな青い瞳…。
和也「…さ、とし…。」
和也は自分の意識が吸い込まれそうになり、
急いで瞳をそらす。
智「カズ…。
僕の瞳…
怖いよね………
ごめん…」
智は和也から離れ、
部屋から出て行こうとすると
和也「そんな事あるわけでないじゃないですか!!
和也は智の腕を掴み
智を後ろから抱きしめた…。
和也 「 …… 今言いましたよね!
好きだって…」
智「…うん…ありがとぅ…カズ…。」
智の後ろから抱きしめていた和也は
智が悲しい微笑みを浮かべていたのを
気がつかずにいた…
智「………カズ…
………こんな…僕で…
……ごめんなさい…。」
智は、小さな声で…
呟いた…
和也は届かない
小さな、小さな声で…