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【進撃の巨人】ティアドロップ

第6章 質疑応答


壁外調査を終えて、俺達調査兵団は壁内へと帰還した。


多くの死者、行方不明者を出したが俺とキョウカさんは無事だ。


「エレン。

今日と明日、しっかり身体を休めろよ」


「はい」


兵長はそのまま執務室の方向へと向かった。


疲れてる時まで、そんなに仕事しなくても良いと思うのに。


俺も巨人化の影響で身体は疲れてるけど、キョウカさんに会いに行った。


無事なのは壁外で確認してるけど、それでもやっぱもう1度確認しねぇと不安だ。


「開いてるよ」


ノックをすれば、当然だけど中からキョウカさんの声がする。


「失礼します」


扉を開けてキョウカさんの姿を確認すると、ホッと息が漏れた。


見えるところには包帯してねぇ、手脚もちゃんと揃ってる。


「忙しそうですね...。

俺、紅茶淹れますよ」


忙しなく手を動かしているキョウカさん。


その机の上には書類が山積みになっていた。


「ありがとう。

じゃあ砂糖多めで」


「はい!」


給湯室を借りて、紅茶を淹れる。


やっぱ壁外調査のあとだと報告書類が多いんだな。


だとしたらきっと兵長も今頃.....。


「どうぞ」


「ありがとう」


「あの...」


「んー?」


「休まれたりはしないんですか?

壁外調査で疲れてるのに...」


「まぁ、本当は休んだ方が良いんだけどね。

でも報告書は仕上げておきたいし...。

ほら、記憶が新しい方が苦なく書けるでしょ?」


「...確かに」

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