• テキストサイズ

【進撃の巨人】ティアドロップ

第5章 前夜


「はい、紅茶。

お砂糖は好きに入れてね」


「はい」


ティーカップを置くと、再び机に向かうキョウカさん。


「忙しいですか...?」


俺もしかして邪魔じゃねぇ?


「大丈夫だよ」


書類から目を離し、答えてくれる。


「リヴァイから話聞いて、ここに来たの?」


「兵長?」


兵長に何を聞くんだ?


「え、違うの?」


「はい...俺が来たかっただけなので」


「あ、そっか」


「兵長が何を言うんです?

重要な話です?」


「そんなに重要なことではないよ。

まぁ、先に話しちゃうとね。

明日リヴァイ班に私も混ぜて貰うの。

本当は各班に2名なんだけど、後方支援班は人数が少なくてね」


「まじですか!」


壁外でもキョウカさんと居れるなんて...!


「一緒に訓練出来てないから連携は少し難しいかもしれないけど...。

ちゃんと守るわ」


守るって言われるとなんか複雑だな...。


本音を言えば俺がキョウカさんを守りてぇ。


「明日、よろしくね」


「はい!

お願いします!」


やべぇ...今日も眠れねぇかもしれない。


壁外調査でヘマする訳にもいかねぇし...。
/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp