第3章 密会
忙しい日々を過ごし、また元の日々に戻る
「じゃ、副社長にお願いねー」
と柚木が真琴に資料を渡す
「はい」
真琴は何度目かの副社長室へ向かう
コンコンコン――
「失礼します。白石です」
「どうぞー」
最近では名前だけで通じる様に
「いらっしゃい。資料はここに置いといて」
久遠はデスクに置くように言うと
「ほら、ここに座って」
と自らの膝に座らせるよう指示した
「え…でも…」
「気にしないで?ほら、おいでよ」
そう誘われ真琴が戸惑いながらも久遠の上に座る
久遠は真琴の脚を自分の脚より外になるように広げた
「え…ダメです…副社長…!」
そう言い久遠のほうへ振り向く
「可愛い。毎日ここに来てくれたらいいのに…」
「そんな…」
「君、いつもビシッとスーツ着てるのに今日はジャケットを脱いで、こんな大きな胸出して…いけないなー」
そう言いながら久遠は真琴の胸と太ももの方へ手を滑らせる
「ん…副社長、…いけま…せん、こんな……、ところで」
と久遠に口や耳、首元などにキスをされる
「ふふ、なんて、ごめんね。少し意地悪したくなった」
「へ…?」
「でも、毎日来て欲しいのは本気。」
「……。」
「気にしないで…って言ってもここまでしちゃったら気にするよね…」
「…ずるいです。こんな弄んで」
「ごめん。君がいいなら本気だよ俺は。」
「…また来ます」
そう言い真琴は副社長室を出ていく