第4章 紫色さん
男性からバレンタインに
チョコをもらうの初めてだった。
松本「昨日、撮影の合間に、
何人かでチョコ買いに行っててさ。
そこをすっぱ抜かれたわけ!
俺は純粋にちゃんへの
チョコを買いに行ってたのに。
…ごめん。でも、
泣いてくれてたの見て、
俺いけるのかなって思って、
泣いてるのに嬉しかった!笑」
「わたし…ずっと諦めなきゃって
思ってた。
でも、やっぱり好きで…。
ごめんなさい。」
松本「なんで謝るの!」
そう言ってわたしの両肩に
手を置いた。
松本「俺はちゃんが
好きで、ちゃんは
俺が好き。それ以外に
何が必要なわけ?」
「…わ、かんないけど…」
松本「ワガママめ!
いいから付き合おう!」
「…わかった。って、
なんか変だね笑」
松本「笑った…。
泣いてるから心配だったんだよ?
もう泣かせたりしないから。
一緒にいてね。」
「うん!」
ホワイトデーは、
わたしからチョコを贈るよ。
ありがとう。