第2章 赤色さん
きた。
あの人がきた!
「い、いらっしゃいませ!」
櫻井「こんばんは。」
こんなままじゃ、やだ。
レジを打ち、ポイントカードを返す。
そして、
わたしは袋詰めしながら、
デスクの下のチョコを
袋に忍ばせた。
よし、作戦成功!!
案の定バレてない!!
「○○円のお返しです。
ありがとうございました!」
達成感がある!!
家に帰ったら気づくのかなぁ?
食べてくれると嬉しいな。
そして、深夜1時に仕事を上がり、
スーパーを出た。
櫻井「…ちゃん!!」
「ど、どうして!」
寒空の下、櫻井さんがいた。