第18章 チャンスを待つ者
屋敷の中に入ると、
人間のような姿をした従者が次々と私や九尾さまに挨拶にくる。
?
「女中頭のトメでございます。
奥様…どうぞ宜しくお願い致します。」
美菜
「…はい…こちらこそご迷惑をおかけするかと思いますが…」
ネズ魔
「奥様!!」
(しまった!私ってば…)
九尾
「……」
(ほーら、また無言……
もー、いーや、こうやって呆れられて捨てられた方がいいかも)
急にノアくんと千助さんとワイワイ食べていた
あの囲炉裏が恋しくなってきた。
あそこにいけば私が私らしくいられる気がする…
美菜
「…………」