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インソムニア.
第5章 張り詰めた縁
"テクテクテク…"
そして更に歩いていると、
ふとある違和感に気付いた。
ここはひたすら真っ直ぐの一本道だというのに、
目の前に伸びている道には誰も歩いていない。
(え?なんで??)
私は一度立ち止まり辺りをキョロキョロする。
美菜
「変…本当に誰も居ない…」
もしかして、
道を間違えしまったのではないか?と疑心暗鬼になってきた。
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