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インソムニア.

第3章 忘却とコーヒー






「おやおや…何かお困りかな?」







美菜
「?」







いつの間にか私の目の前に、

眼鏡をかけた男の人が立っていた。








「あっ…あの……あの!道を教えて頂きたいんですけど…」







私は急いで住所が書かれているポスターの切れ端を見せた。








「…あー、ここですね。分かりますよ。」







美菜
「ほんとですか!?」








「ちょっと、ここからは遠いから、

僕の車で送っていってあげるよ。」








美菜
「え?良いんですか??(*´ω`*)」








「いいよ。さあ、こっちへ…」







男の人は路肩に停めた車に私を案内してくれた。







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