第3章 忘却とコーヒー
?
「はい、どーぞ。」
男の人は助手席の扉を開けてくれた。
美菜
「ありがとうございます、お願いします…」
戸惑いながら初めて車に乗った。
"バタンッ"
男の人も運転席に乗り込んだ。
?
「シートベルトした?」
美菜
「…?しーとベーコン??(´・ω・`)?」
?
「シートベルトだよ。
ほら…ここにあるこれをこう引っ張って……」
"カチャ"
私は椅子に固定された。
?
「もしかして君、車に乗ったことないの?」
美菜
「え?あ…はい…(*´ω`*;)」
?
「そうなんだね、
緊張しなくて良いよ、リラックスして。」
美菜
「はぃ…」
車はゆっくりと動き出した。
?
「君の名前は?」
美菜
「はぃ…美菜って言います。」
?
「美菜ちゃんか…可愛い名前だね。
俺は篠原拓巳、改めてよろしく。」
美菜
「こちらこそ宜しくお願いします…(*´人`*)」
?
「美菜ちゃんは今…いくつ?」
美菜
「17です。」
?
「17歳か…通りで可愛いんだね。」
美菜
「え?(*´ω`*)そんなぁ…
…拓巳さんはお幾つなんですか?」
篠原
「幾つに見える?」
美菜
「えと…22さい?…」
篠原
「惜しい、二十歳だよ。」
美菜
「へぇ〜(*´ω`*)」
車は街中を抜け、
どんどん山へ向かっていく。