第14章 〜別れの時間は突然に〜
軍人C『くそ…一体何人いやがる!』
シュッ……。
軍人Cの首に麻酔針が刺さる。
軍人B『気を付けろ!スナイパーがいるぞ!』
シュッ…。
軍人Bが倒れる。
速水『カルマ、こっちは2人片付けた。』
カルマ『りょーかい。じゃあ次、寺坂組三馬鹿はマテバシールートを抜けて、人面岩まで回るルートで。
そこであと3人ほどやっちゃって!』
寺坂『ったく。人使い荒いなぁ…。』
倉橋『カルマ君、こっちも2人片付けたよ!』
カルマ『おっけ!じゃあ、倉橋さん、矢田と木村と一緒にそのまま進んで。』
カルマ『まぁ、そろそろボスのお出ましだろうから、俺が敵の前に出たら、まぁは、身を隠して見つからないようにすること!
それがまぁの今回の重要任務!』
『分かった。
何としても、これを守る。今回はみんなに任せて、私は自分の任務をやり遂げる!』
そう言って腰につけたバッグを見やる。
カルマ『行くよっ!』
残り1人がやがて姿を現わす。
男『子供だと思って甘く見過ぎていた。』
シュッ…。
男は麻酔針を軽くかわす。
男『麻酔針か。だが、手の内さえ分かれば俺には通用しない。』
速水&千葉『くそっ…』
男『なぜお前たちは、ここまで来て邪魔をする!?』
磯貝『俺たちが、いかなきゃならないんです!』
岡野『私たちが、ちゃんと先生を、殺さなきゃいけない!』
寺坂『お前ら外野は、黙って見てればいいんだよ!』
みんなが次々に攻撃をしかけるが、かわされる。
カルマが飛び出し、不意打ちを当てるものの、攻撃をくらい、体制を立て直す。
歯がゆい…。だけど、私は、みんなを信じる!
みんなに任せる!これも、私の戦いだ!
渚が木の上から逆さ吊りになり、ねこだましを決める!
渚『カルマ、今だ!』
その合図にカルマが渾身のかかと落としを決め、渚とハイタッチをかわす!
やった…!
『って、まだ動いてるよ!』
クラス数人がスタンガンで電流を流し込み、ロープでしばりあげていく。
寺坂『お前ら、何カッコつけてハイタッチなんかしてんだよ!!』