第12章 〜明かされる真実〜
白装束を着た男と、真っ黒のパーカーを頭の上までかぶった得体のしれないものが隣にいる。
白装束の男『ふんっ!まだかわす余裕があるじゃないか!
瀕死アピールもたいがいにしろ!』
『この声……。私が拉致された時にいた男だ。』
白装束の男『この女もここまでのようだなぁ。
天使のお嬢さん!』
そう言うと、白装束の男は、変声器をつけたマスクを外し、顔をさらす。
コロ先生『やはり、君か…。柳沢!』
柳沢『久しぶりだなぁ。モルモット…。』
すると、真っ黒なパーカーを頭までかぶったモノが、不気味な瞳を光らせながら言う…。
『先生…僕が誰だか分かるよね?』
柳沢『さぁ、行こう。2代目死神。』
そう言うと、どこかへ去っていく。
コロ先生『みなさん…。お待たせ致しました。』
その声に、みんな真剣に、コロ先生の話に耳を傾ける。
静かな裏山には、三日月が顔を出していた。