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【暗殺教室】死神と天使

第11章 〜覚醒〜


不破『じゃぁ、どうすれば!』


コロ先生『そこで、皆さんに頼みがあります!

先生はあえて、最大の急所である心臓を突かせます!

そうすれば、少なくとも触手の殺意は一瞬弱まる。


そこで、君たちのうち、誰かが、一瞬、まぁさんの殺意を忘れさせるような何かをして下さい!

そうすれば、最小限の力で触手を抜くことができるかもしれません!』



木村『でも、それって、その間、ずっとまぁの触手が先生の心臓に…。』



コロ先生『うまく致死点をずらすつもりではありますが、正直、先生の生死は五分五分です。


でもね、先生は、クラスみんなで卒業できない事の方が、先生の死ぬ事よりも嫌なんです。


では、30秒ほど戦ったら決行します!とびきりのやつをお願いしますよ!』



寺田『おい、どうすんだよ…。』



カルマ『俺がいくよ…』


渚『カルマ君…』




『死んで…死んで…死んで…死んで!』


『死神さん…私と一緒に……。



コロ先生………。こらして…たすけて………』


その瞬間、まぁの触手がコロ先生の心臓に突き刺さる!



コロ先生『…ドフッ!』


『やった………!』


シュル……!


コロ先生の触手に囚われ身動きが取れない!


『まぁ……。私は君を忘れた事は一時もありません。

そして、君のおかげで人を愛することを学んだ。

君を失った後…、私は再び大切な人ができた。

けれど、その人は私が死に追いやってしまったこともまた事実…。



君は、会いに来てくれたんですね…。生まれ変わって…。私のもとに。





今度は私が会いに行きます…。


だから今はもう…眠りなさい…。まぁさんにはまぁさんの人生がある!


私の生徒を返してもらいます!』



その瞬間、カルマがまぁの唇目掛けて飛び込む。


5ヒット…12ヒット……20ヒット……30ヒット。


まぁの力が抜け、意識が遠のく。


カルマ『先生、これでいい?』



コロ先生『はい!合格です!

今なら抜ける!!!』





触手が丁寧に取り除かれる。



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