第8章 〜夢〜
ーー放課後ーー
『コロ先生…』
コロ先生に言われて裏山まで来た。
『わざわざすみませんねぇ。職員室だと烏丸先生やイリーナ先生もいてるので。』
『あの…こないだと言い、今日といい…授業中に、本当にごめんなさい!』
『確かに。授業態度としてはあまりよくありません。
ですが、何か事情があるのでしょう…。』
私はそっとコロ先生の隣に腰をおろす。
『あのね……コロ先生、最近よく同じ夢を見るの。それがここ数日…誰か分からない、だけどすごく懐かしい人が出てきて…胸が締め付けられて…。
さっきは…その人が血を吐いてて…。
私は、必死に死神さんって…叫んで…。』
コロ先生『まぁさん、君の誕生日は確かですね…。』
『そうだけど…。どうして?』
『いえ……。輪廻転生…。いや、因果応報…。』
『コロ先生?』
『いえ、何でもありません!話は以上です!夜眠れないようでしたら先生特製の安眠グッズをお渡ししますよ!』
『あはは…。また今度借りようかな…。ぢゃ、また明日。先生さようなら!』
『えぇ。さようなら。』