第8章 〜夢〜
『もし、生まれ変わりがあるなら……人間としてあなたに逢いに行く…。私のこと、忘れないでね………』
ガバッ!
またこの夢……。
転入してきてからよく見るな…。
誰が誰に言ってるのかは分からないけど…。
ーー教室ーー
ふぁぁぁ〜!
カルマ『あっれぇ?まぁちゃん寝不足?』
『う〜ん。なんか最近同じ夢ばっか見てさ…、今日も。だから、あんま眠れた気がしなくて。』
ガラガラガラ。
『おはようございます!みなさん!ではホームルームをはじめます』
ー3時間目ー
私(ヤバイ…眠さの限界だ……。視界が霞む……)
ここ…どこ……?
手が…鎖で拘束されている?
誰か来る………。
男『早く!俺に不死の力を!』
怖い……。
ヒュッ…。
男の首にナイフが刺さる。
若い男『鎖を外す…』
『歩けるか?』
『まぁちゃん!まぁちゃん!当てられてるよ!』
『ん…?』
コロ先生『まぁさん、君が授業中に居眠りなんて、珍しいですね。』
『ごめんなさい。コロ先生』
『体調が優れないようでしたら休んでいてかまいませんよ!』
優しく触手を私の頭に伸ばすと、また黒板の方へ戻る。
さっきのは夢……。だけどすごくリアルだったな…。