• テキストサイズ

【暗殺教室】死神と天使

第5章 〜命の力〜


あれから数時間ーーー。


彼女はまだ目を覚まさない。


おそらく、彼女の力は無限ではない。



自分の生命力と引き換えに、力を使っている。



傷が大きければ大きい程、力を使う。


予測するに、彼女の残された時間はあまり多くはないだろう…。


ならば、力を使わせてはいけない。




『私…。』


死神『目が覚めたかい?今、食事の用意をする。』



『それは私の仕事です!』



死神『いや、今日は私がしよう…。たまにはこのスキルも使っておかないとね。

一流シェフに化ける場合、腕がなまってしまってはいけないだろう?』



『あはは…。』



まぁは、死神の仕事に対して何も言わなかった。

ただ、死神が行く時に、いってらっしゃい!

何日も帰ってこない日もあるが、帰ってくると余程寂しかったのか、おかえりなさい!と言いながら、なかなか離してくれない。


そんな彼女を愛おしく感じるのに時間はかからなかった。

/ 56ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp